3-1 オブジェクト指向の定義はない
誤謬を指摘
現実の再現ではない=モデリングは現実から選び取っている
特定の目的達成のために必要な要素 ref: ミノ駆動本 13章 モデリング
nrslibさん本でも「知識の取捨選択」(1-1)
クラス構文のある言語で書くことではない
オブジェクト指向という思想と、プログラミングに登場するオブジェクトと呼ばれる概念とは、全く別のものです。初心者が最初に理解すべきものとして、現在の一般的な構文を読み書きできるのは必須スキルですが、それは Object Oriented というよりも、Object Syntax と呼ぶ方が合っています
状態管理は関係ない
関数型プログラミングの説明で使われる言説(例:オブジェクト指向は万能の薬ではなかった。関数型の流行へ。)
状態変化は非関数型だが、「状態変化=オブジェクト指向」とはいえない
オブジェクト指向と関数型は互いに干渉しない、軸の異なる考え方なので、その対比で理解しようとするのは間違いです。(Kindle 版 p.90)
手続き型は関係ない
関数型の関心には反する
👉アンドキュメンテッド ちょうぜつソフトウェア 設計入門 「オブジェクト指向に定義はない」のか?
Twitter版 https://twitter.com/tanakahisateru/status/1663417478842843136
イミュータブルなバリューの話はオブジェクト指向と無関係
データ型とも無関係
「オブジェクト指向では、関係の強い変数と処理の両方をいちどに、オブジェクトという概念単位にまとめます」というのは、「男の子はライダー、女の子はプリキュアが好きです」みたいなことです。よくあるわかりやすい特徴の例ですが、これが定義だとジェンダー問題になっちゃいます
オブジェクト指向を学んでからプログラミングを習得せよというのは最悪手です。理想的なOOPとは、コンピュータの仕組みの学習にかかる負荷を最小化した、誰でもプログラミングできることだからです。オブジェクト指向とは何かなんて、そんな研究者の視点がなければプログラミングできないのは悪です